こんにちは、ぽんこつナースゆかです!
「念願の看護師として働き始めたけれど…自分のうっかりで迷惑をかけてしまった」
「もう〇年目なのに、いつもうまくいかない。」
と今日も一人反省会をしていませんか?
私自身もそんな一人でした。
働き始めて初めて自分のぽんこつさを実感し、がく然としました。
「朝一に〇〇さんから氷嚢を交換してほしいと頼まれていたのに、もう昼だ!」
「先生から急に依頼された事をしていたら、点滴交換する時間をすっかり忘れてた!」
多重課題で焦って動き回りますが、うっかり忘れてどたん場で気づきバタバタ。
勤務時間内は1日走り回り、時間外で記録。
遅く家に帰ったら疾患や治療方法、薬、手技などを学習する日々…。
怠けているわけではない。なのになんで私はできないんだ!と何度も悔しく思いました。
ここではそんな悩みを改善する具体的な方法をお伝えします。
この記事はこんな方におすすめ!
・頑張っているのにうまくいかない
・やるつもりだったのに忘れてた
・視野が狭くなりがち
・自信がない、いつも不安
・もっと仕事ができるようになりたい
ぽんこつながらもナース歴13年、ママ歴8年になる私が「困った」を軽くできた実際の方法をご紹介します。
1.ツールを駆使する。
多重課題になるとつい、やらなきゃいけない事がもれてしまいがちです。
そもそも忘れてしまっているので、『ついで』にやるなど、効率のいい動線で動けません。
忘れたくて忘れているわけではありませんよね。
忘れてしまう、焦って抜けてしまうのは、もうしょうがありません。
発想を変えて、思い出せる工夫をしたり、道具に頼りましょう!
ここでは実際に使ったツールをご紹介します。
①とにかくメモ!~忘れない~
ツール1:大きなカスタマイズメモ用紙
大きなメモ1枚(A4程度)にどんどん書き込んでいきます。
その日の事全てを一覧できるようにしましょう。
この中にTO DOリストも、1日の予定なども全て入れていきます。
小さいメモに何枚も書いたり、表裏にするとどうしても目に入らないところを忘れがちです。
パッと見てすぐに全体を把握できるものがおすすめです。
メモ用紙に表やTo Doリストを書き込むと自分の為だけの、世界で一番使いやすいカスタムメモができます。
私は原本を作ってコピーして毎日使えるようにしています。
自分が使いやすいようにどんどんカスタマイズしていきましょう。
ツール2:uni スタイルフィット 5色ホルダー
看護師は意外と文房具をたくさん使います。
シャープペンシルや消しゴム、マジックペン、はさみ、印鑑etc.
道具でポケットがいっぱいになってしまいがちです。
文房具のうち、①4色ボールペン②シャープペンシル③消しゴムを一つにした商品がありました!
それは『uni スタイルフィット 5色ホルダー』です。
自分の好きな色を選んでセットするのですが、なんとボールペンの色を選ぶように『シャープリフィル』も入れることができます!
しかもホルダー自体に消しゴム付きです。
これのおかげでシャープペンシルと消しゴムの持ち歩きを減らせました。
「いつもポケットがいっぱい」
「サッとペンを出してメモしたい」という方にオススメです。
メモするときにもひと工夫。
後で見返した時に確認したいところをぱっと見つけられます。
申し送りや報告の時も抜けもれが減り、話しやすくなります。
たとえば、
・重要度
・内容
・午前午後等の時間帯
ごとに
・色を分ける
・下線を引く
・囲う
など、自分が見やすくて分かりやすい方法を探してみましょう。
私の場合、
黒:一般的なメモ&午前のメモ
青:忘れたくない事&午後のメモ
赤:重要
緑:自分用の覚書
で色分けしています。
ツール3:wemo(ウェモ)ウェアラブルメモ バンドタイプ
リストバンド型の、何度も書いたり消したりできるメモパッドです。
医療現場やADHD・ADDの方にも推奨されています。
実際に使って感じたメリットデメリットは以下の通りです。
【メリット】
・腕につけておくのでいつでもどこでもすぐにメモできる。
・常に両手が空いている。
・片手でメモできる。
・メモした内容を腕時計を見るように0.1秒で確認できる。
・目に入るので書いたことを忘れない。
・アルコールか消しゴムですぐ消せる。
・手に書かなくなったのでいつまでも手に残らず見栄えがいい、清潔感を保てる。
・ずっと腕についているので、メモ用紙を持ち歩かなくてもメモできる。
・手洗いで濡れても消えない、ぐしゃぐしゃにならない。
・定規がついているので、患者さんの傷や皮下出血を発見したらその場で大きさを測れる。そしてそのままメモできる。
【デメリット】
これは暑い時期限定です。
・夏に汗で蒸れる事がある(基本室内で働いているので、浴室や送迎等で一時的に。)
・直に腕に巻くと、こすれてかゆくなった事がある。
血圧や体温、時間など、忘れがちな事をサッとかけるので今も毎日大活躍です。
wemoは株式会社コスモテックの商品です。公式ホームページではご使用上の注意として
・書いてから時間が経つとバンドにインクが色移りする可能性がありますのでご注意ください。
バンドタイプ | wemo
・痕が残った場合は、24時間以内にアルコールで拭き取ってください。70%以上のアルコール綿を使用すれば、ペン痕が残った場合でもキレイに拭き取れます。
・極端に芯が細いものなど一部のペンは消しゴムで消しても痕が残り、アルコールでも消えないことがありますので、目立たない箇所で試し書きなどをしてからご利用ください。
・ボールペンはZEBRA社ジムノック0.7mm芯のご使用を推奨します。
・鉛筆や水性ペンはご使用頂けません。
等々ありました。私も公式で推奨されているジムノックを先ほどのuniとあわせて愛用しています。
他にも、患者さんと近づいても読まれにくいネイビーやグリーン。かわいらしいピンクや黄色、キャラクターデザインのものや、医療現場向きな抗ウィルス+抗菌仕様も出ています。
人間は忘れる生き物です。仕事をするならメモは絶対必要です。
自分で覚えきれない事をカバーしましょう。
★デスクワークや、その場をあまり動かない人は付箋もオススメです。
wemoでもパッド型や貼ってはがせるタグ型もあります。
常に視界に入れば忘れるリスクが激減します。
②未来の自分へタイマーで連絡~思い出せる~
タイマーを使って、重要な事を思い出すきっかけを自分で作りましょう。
オススメは、時間になったら振動で教えてくれるタイプです。
職場にアラームが鳴り響くと周囲を一瞬止めてしまいますので、自分だけが分かるようにしましょう。
もしスマホをポケットに入れても問題ない職場ならタイマーやリマインド機能を使えますが、そうもいかないことが多いのではないでしょうか。
そんな方は、こちらがおすすめです。
ツール4:dretec(ドリテック)クリップ付きバイブタイマー
dretec(ドリテック)クリップ付きバイブタイマーは、直径47mmの円形で、厚さ18mm、重さ40gの、小型なタイマーです。
だいたい、大き目の腕時計の盤面程で、裏にクリップがついています。
実際に使って感じたメリットデメリットはこちらです。
【メリット】
・小さく軽いので常に携帯していても負担がない。
・バイブレーションのみの設定にできるので、静かな場所でも、誰にも気兼ねなく使える。
(アラーム、アラーム+バイブの設定にもできます。)
・クリップ付きで、ポケットや腕時計のバンドなどにも固定できる。
・ボタンにカバーがついていて、間違えてボタンを押すことがない。
【デメリット】
これと言って大きなデメリットは感じていませんが、あえて言うならばこれでしょうか。
・クリップがやや壊れやすい
・『10時』のボタンを使うタイミングがない。
壊れやすいことについてですが、以前買って1か月くらいで、装着しているのを忘れてテーブルに寄りかかてしまい、クリップを破壊してしまいました。(自業自得ですね。)
小型&軽量なので、耐久性はあまり高くないのかもしれません。
半年前に買いなおしたものは、まだまだ問題なく活躍しています。
愛用してしばらく経ちますが、未だに一度も使っていないボタンがあります。
『10時』という、1回押すだけで10時間、2回押すと20時間先にアラームをセットできるボタンです。
このタイマー自体は99時間99分までセットできますので、必要な方もいるのかもしれませんね。
2.周囲の人に頼る
例え忙しい、仕事量が多いと感じていても
「同期や先輩もやっているんだから自分もやらなきゃ」
「たいした仕事もできていないのに、自分の仕事を手伝ってもらうなんて申し訳ない。」
と抱え込んで相談できず…。
結局、終業目前で先輩に手伝ってもらうなんてこともありました。
周囲に引け目を感じて、このような考え方をしていませんか?
うまく人に頼れないという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、うまく頼ることはお互いや全体の為にもなるのです。
①自分の状況を周囲に伝える~自分に合った仕事量にする~
誰でも自分のキャパシティギリギリの仕事をしようとすると焦ってしまいます。
勇気をもって自分の状況を周囲に伝えましょう。
・相談する:「何時に○○の予定があったのですが、OPE時間がかぶってしまいました。どうしたらいいでしょうか?」「まだ不安なので、一緒にやってもらえませんか?」
・依頼する:他の人でもできることは、お願いしちゃいましょう。「今から○○さんのモニターをつける事になったので、××さんに氷嚢を渡してもらえませんか?」
・断る:「すみません、今から○○の予定なので難しいです。」
・待ってもらう:「今はあまり時間がないので、午後でもいいでしょうか?」
人は『~なので』と言われると「しかたないな」と受け入れやすくなるそうです。
同僚も、患者さんも、言われなければこちらの状況なんて分かりません。
自分から状況を伝えましょう。
もし自分が人から頼られた場合どう感じますか?
切羽詰まっている場合をのぞけば、困っている人の助けになれて、「ありがとう、さすがだね!」「本当に助かりました。」なんて言われたら嬉しいですよね。
相談や依頼することを恐れる必要はありません。
もちろん、自分が余裕のある時は率先して「何かできることはありませんか?」と手伝いに行きましょう。
断るときは、申し訳ない気持ちを伝え、可能なら代替案を提案しましょう。
相手も、例え自分の要望通りとはいかなくとも、申し訳なさそうだったり、代替案を考えてくれる相手に、無理を通そうとする人は少ないのではないでしょうか。
働き始めてしばらくは言われるがまま全部引き受けてしまい、いっぱいいっぱいになっていました。
けれど、自分も先輩となった今ならわかります。
「もしキャパオーバーなら、早めに相談してほしい。」
後からできないとなって投げ出す形になるとチーム全体に負担がかかります。
自分自身も「できなかった」「迷惑をかけてしまった」という感覚になってしまいませんか?
後でバタバタしないよう、早めに自ら相談して調整してしまいましょう。
自分の気持ちも仕事量も楽になり、全体の為にもなります。
先輩やリーダーも、後輩が自ら相談してくれたり、頼ってくれたら、助かるし嬉しいものです。
なので、自分のできる範囲でしっかり頑張りましょう。
②リマインダーになってもらう
自分がしなければならない事を、周囲にも伝えておきましょう。
いざその時間になったら、手いっぱいになったり、忘れているかもしれません。
例えば
・申し送りで共有
・合間の会話で「何時に処置することになったんです~」と話す
・メモを貼っておく
などで共有します。
共有しておけば、頭から抜けていても「あれ終わった?」と声をかけてくれることがあり、忘れずに済んだということが多々ありました。
また、「手が空いてるからしようか?」「やっといたよ!」なんて言ってくださる時もあります。
同僚に恵まれ本当にありがたいです。
人は誰かの役に立ちたいものです。
特に、看護師なら役に立ちたいという思いが強い方が多いのかもしれません。
まとめ
今回は頑張っているのになかなかうまくいかない人向けに、実際に役に立った忘れない・思い出せるための方法やツールをご紹介しました。
また、一緒に働いている人をうまく頼ることは、全体の為にもなる、ということもお伝えしました。
1.ツールを駆使する。
①とにかくメモ!~忘れない~
②未来の自分へタイマーで連絡~思い出せる~
具体的なツールは
ツール1:大きなカスタマイズメモ用紙
ツール2:uni スタイルフィット 5色ホルダー
ツール3:wemo(ウェモ)ウェアラブルメモ バンドタイプ
ツール4:dretec(ドリテック)クリップ付きバイブタイマー
2.周囲の人に頼る
①自分の状況を周囲に伝える~自分に合った仕事量にする~
②リマインダーになってもらう
以上、参考になりましたでしょうか?
職場の人たちと助け合って気持ちよく仕事をしていきたいですね。
毎日がんばっている方のヒントになれたら嬉しいです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!